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へなちょこの自分と、完璧な自分との対話です。

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2012/07/12 Thu
大山に登った時のアフラ・マズダーとの対話です。

あなたは、全てを知る者、つまりこの世界を創造した存在ですよね?
しかし、何故、絶対的な存在である者が創った世界は、今、こんなにも混乱しているのですか?

「ふむ…。
あなたは少し勘違いしているようだが、根本的な創造に人格など、あり得ないだろう?
大いなる意思とは、人格を超越した意識の事だよ。
よって、残念だが、私すらも根本創造直下の創造に過ぎない偏った存在だ。
しかし、この世界を創ったのは私だよ。
だからこそ、私は、あなたの疑問に真摯に答えようと思う…。
私がこの世界を創った時、善だけの、喜びだけの世界を創ろうと考えた。
しかし、あなたも、よくよく考えてみて欲しい。
肉体的な世界とは、体験する事だ。
では果たして、善だけで世界を体験する事が可能なのだろうか?
善だけの世界などあり得るのか?」

それは、創造に対しての疑問って事ですか?

「そう、疑問だ。
私は、その疑問を抱いた瞬間にもう一人の私に出会った。
それは、私と全く同じ姿をしていた。
そうして世界は善と悪、光と闇に分断された…。」

そう言えば、マヤの神話にも、ククルカンという善の神とハリケーンの語源にもなったフラカンという破壊神が、世界を創造したとありますよね?

「両者は、極なのであって、別々のものではない。
私は善を司る者。
しかし、私の疑問と共に産み出された、私の別の姿である悪の創造主アフリマンもまた、私なのだよ…。」

両者は同じ存在だと?

「両者は別物だと考えるなら、あなた方は大きな間違いを犯す事になる。
インド神話には、破壊神シヴァと、創造神ヴィシュヌの合体したハリハラと呼ばれる神が存在する事を知っているかな?
つまり、それが私なのだ。」

それが真なる神の姿だと?

「もちろん、あなた方もそうだよ。
あなたは自分の闇を受け入れなければならない。
何事も片方だけでは完全ではない。
もし、あなたが光を求めるなら闇を見つめなければならないし、善を求めるなら悪を知らなければならない。
つまり、あなた方人類は、決して光の存在などではないという事だな。」

私は善だとか光だとか。
そう思いたい人は山ほどいると思いますがね。

「そうしたエゴは、散々あなた方が悪と呼ぶものに、振り回され利用されるのが関の山だ。」

善であろうとする心。
それは、エゴですか。

「なろうとするなら、分裂を産み出す。
なる必要がないのなら、それが善なのだ。」

それは哲学的な思想じゃないですか。
現実では、上手く活用できませんよ。

「活用できないのは、あなたが未熟だからだよ。
例えば、今、古い世代と新しい世代は大きな精神的な隔たりがある。
それは分かるね?」

もちろん。
それはそうでしょう。
最近の若者が引き起こしているニュースは酷いものばかりです。

「だが、こう考えられないだろうか?
古い世代が、未来に絶望するからこそ、新しい世代の犯罪が加速する。」

つまり、古い世代が新しい世代を創造しているって事ですか?

「もちろん、創造とは常に、個人が行なうものだ。
だが、自己が完全に出来上がってない者は、他の者が創り上げた創造に強く影響を受けてしまう。
例えば、子供は大人に強く影響を受ける。
よって、古い世代が未来に絶望しているなら、新しい世代は、そんな過去の世代に深い恨みを持つようになる。」

それでは、負のスパイラルじゃないですか。

「残念だが、それが今、この国に起っている事だなのだよ。
そして、そうした閉塞感は今後加速する。
若者は、よりいっそう不安定になり、更に、年輩者は、今まで何の為に働いて来たのかという現実に直面する。
今の時代は、真に生きる意味を、人々が自身の闇を深く見つめ直す時期なのだよ。」

それは、余りにも重たい問題だと思いますが?

「あなたの人生における出会い、あなたの気に入らない人物、思い出したくも無い過去。
それらは全てあなた自身だ。
だからこそ、何事も他人任せにしてはいけない。
これらは、親の責任、国家の責任、教育の責任、政治家の責任、そう言った誰かの責任にしてきたツケであり、産み出された問題なのだ。」

今更、どうにもならない気もしますが?

「そんな事は無いよ。
あなた方が本気になれば、どうにでもなる問題だ。
近い将来、善なるものと悪なるものは統合され、再び分離する。
それが、この世界の創造の秘密でもあるのだよ。」
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